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4年11カ月という短い製造期間で腕時計をほんの少量のみ生産を行っていた幻の時計メーカー、タカノの製品です。その中でも希少なレクタングルのタカノのシャトースーペリア(Chateau Superior）です。希少で高級感があります。シャトーは当時、独自で設計した薄型ムーブメントを搭載し「世界一の薄型腕時計3.MM.」という謳い文句で1959年10月から発売された時計です。(約2ヵ月後にセイコーのゴールドフェザーに抜かれました)シャトー19石は1960年9月頃から発売開始されました。本品は希少な21石。昭和30〜40年代頃・1960年代頃の製造になります。21石手巻きムーブメントにニュートロショックという耐震装置を搭載しています。ケースは20ミクロンの金張り、裏蓋はステンレスのスナップオン方式です。26ミリ　竜頭含まず上下　　30ミリラグ幅　19ミリ厚み　　10ミリオーバーホール　令和5年9月手巻き　21石ベルトは社外品ですがまだ使えると思います。◎ブランドについてタカノは、高野小太郎氏によって1899年に名古屋で創業されました。掛時計の製造からスタートし、1957年から腕時計の製造をはじめましたが、1959年9月、不運にも伊勢湾台風により笠寺工場が壊滅的な打撃を受けてしまい、その影響で１か月半に及ぶ操業停止を余儀 なくされました。その後、新作を発売するなどで復活をしましたが、すぐに経営悪化のため現在のリコーに吸収されてしまいました。技術力としては、日本を代表する時計ブランドのセイコーやシチズンと肩を並べる実力がありましたが、実質4年11か月程しか腕時計は製造されなかったため現在「幻」のメーカーといわれているようです。アンティーク中古品になりますのでご納得の上ご購入くださいませ。中古品にご理解のない方はご遠慮くださいませ。完全な物をお求めの方もご遠慮をお願いいたします。検品して出品はしていますが、見落としなどの不具合がある場合は評価前にご連絡下さい。ムーブメント···手巻き式ベルトカラー···ブラック